調理師という仕事はこれからどうなる?リアルに感じる現状

調理師,将来,転職

 

今回は、調理師の将来性について真剣にお話します。

 

調理師と言えば、長い期間をかけ技術を習得する、「職人」のイメージを持つ方が多いでしょう。

 

しかし、急変する環境の中で、調理師は生き残っていけるのでしょうか?

 

 

将来、調理師という職種がなくなる可能性は?

 

調理師を続けること、これから調理師を目指すことへ不安があるのではないでしょうか?

 

この業種を、中長期的に見れば、無くなることのない業種と思っています。
食文化と言われるくらい、人々の歴史と文化に深く根付いているためです。

 

日本では、値の張る料亭やレストランへ食事に行くことは、記念日などの特別な場合に訪れることが多いと思います。

 

一方世界的にみると、ヨーロッパの国々では、レストランへ食事に行く事自体がひとつのエンターテイメントとして確立しており、国によっては調理師の社会的階級が、弁護士と同程度と高く評価されています。

 

このことから、これから先の将来において、調理師という職が無くなることはないと言えるでしょう。

 

日本においても、調理師の社会的地位が高く評価されると、もっと明るい未来になると考えます。

 

 

調理師は世の中の動向に左右されやすい

 

2020年現在、コロナの影響で一気に収入がゼロになった店舗がいくつあるでしょうか。
少し前までは、右肩上がりだったはずなのに・・・

 

さらに前から現在にかけては、ノロウイルスやO157の問題など、調理師の仕事は常に見えない敵に脅かされています。
保菌者のお客が来店し、そこから広がったとしても、風況被害はまぬがれません。

 

収益が激減し、店舗のオーナーだけではなく、何人の従業員が泣く羽目になったかわかりません。

 

このように、周りの環境に左右されやすく、テロのようなウイルスにいつも脅かされている状況です。

 

 

調理師が働く店舗の絶対的な利益の減少が起こる

 

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短期的に「今」をみれば、飲食関係者なら誰もが厳しいと口をそろえて言うでしょう。

 

急激に変化する環境について行けずに、ここ数か月でいくつの個人店がつぶれてしまったでしょうか。
大きなホテルも、もう例外ではありません。

 

来客による過密状態を避けるため、席数を減らす必要がでてきました。

店舗に設置できる席数減少

 

これにより、今まで30人は入れたはずのお店が、7割〜半分程度の客席になってしまいます。

 

単純に、売り上げの絶対上限が減ってしまい、お店の収益に直結して大きな影響を与えます。
店舗の経営が難しくなるということは・・・そこで働く従業員の給与にも当然つながってきます。

 

 

ブラック飲食は改善の傾向にあるが反動も・・・

 

近年の働き方改革により、従来のブラック調理師は改善している職場が増えています。
大手のホテルや旅館には厳しく行政指導が入るため、安心して働くことができるでしょう。

  • サービス残業
  • 低給与
  • 休日が少ない

給与や休日も調理師だけが特別少ない査定になることもありません。

 

分かりやすく例えるなら、調理師もサラリーマン化した時代になったということです。

 

ただ、個人店では以前のイメージ通りが多いかも。ギリギリの人員で営業しているため、やるべき仕事が終わらないと帰れないでしょうし、仕込みが追い付かなければ、休日を返上することもあります。

 

 

管理者側から見たこれからの調理師の大きな課題

 

定時に仕事を始め、定時に終業する。
休日は好きな事に時間を費やす。

 

当たり前のことのように思えるでしょう。

 

しかし、長い長い期間をかけ成長する調理師にとって、これだけでは不十分だと考えます。

 

定時に仕事が切られるがゆえに、技術の追及が不十分。
休日には、気が乗らなくても先輩や上司とレベルの高い店で食事をする事なんて、理解できない。

理不尽でも、自分の時間やお金を使い、自身を高める機会が失われてしまった。

 

今の傾向だけで割り切る、これからの調理師は、
「積み重ね、大成をなす機会を奪われてしまい、かわいそう」

 

ヤル気のある若い調理師をみると、そのよう思えて仕方ありません。
今、活躍している素晴らしい調理師たちとは、真逆のことをしなければいけないのですから。

 

 

さらにコンビニの商品強化により食への関心が薄くなっている

 

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コンビニの食品関係の品質が格段に上がっているのを感じます。
大手コンビニの商品開発の関係者の話を聞くと、最近はかなり力を注いで開発している模様です。

 

歩いて数分、車で数分のところにあり、わずか数百円で買える。
しかも安定しておいしい。

 

これでは外食への欲がどんどん薄れていってしまいます。

 

その結果、調理師の真骨頂である、味を追及した料理に興味を持ち、来店する人々が減ってしまうのは目に見えています。

 

もちろん、名を馳せた料理人やシェフ達の料理は文化として称えられるでしょう。
しかしこのままでは、そこまでたどり着けない調理師の存在が危惧されます。

 

 

調理師の将来はどうなのか?出世して給料が上がる仕事か?

 

近年では、世の中に調理師が足りず、大手ホテルや旅館さえも20代前半〜30代までの調理師を欲しがっています。

 

今の職場にこだわることなく、ステップアップを目指していけば明るい未来が待っているかもしれません。

 

ただ、30代〜40代以上になってくると飽和状態。
それなりのキャリアと人望がないと、出世は難しいのが正直な意見です。

 

だけど、長年培ってきた技術や知識が輝く場は、必ずあります。
同じ調理師として、そう実感していますし、そうであってほしいと願っています。

 

実力を発揮できる場所を調べる
まずはこの行動を起こさなければ、何も変わらないのではないでしょうか?

 

あなたが思っている以上に、調理師を必要としている職場はたくさんあります。

 

私も同じ調理師として、経験を積んだ方々が輝き、みんなに期待される存在になれればと思っています。